;DAILY;そんな帰宅前の時間で悪いのか。

　小説を途中で読み終わり、帰宅前の電車で読むべきものがなくなってしまった。
　バッグの中には火曜日ということで (( 水曜日以降は週刊アスキーが入っていることが多い。 )) 雑誌類がまるでなく、しょうがないので試写会に行ったときのまま放り込んであった「アイアンジャイアント」 のチラシに目を通す。
　とくに名文があるわけでなく、てめーらにそんなにいい黄金少年時代があったのかよ、と思いつつも、ジャイアントのことを考えて 目頭をあつくした 。いいじゃん、こんな３２歳がこの世に存在してたって。

;BOOK;山田風太郎「いだ天百里」

　解説を読んでみて、忍法帖シリーズよりも先に書かれていたことにちょっと驚いた。振り返ってみれば講談調の中身などがこなれていないカンジも確かにするのだが、外来語その他が頻繁に織り交ぜられているギャグなどは昭和３０年初頭の作品とはなかなか思えず。
　内容としては「忍法封印いま破る」でも登場する山の民「撫師」を主人公とした江戸時代初期の物語だ。登場人物としては野性の香り漂う山の姫お狩の存在感なのだが、描写シーンは冒頭の章以降は少なく、どちらかというと道化まわし的に使われているのが残念。どのような場合においても、たらこせるは 毛深く（脇毛その他可）、色黒く、野性味を帯びた 娘リスペクト。風太郎のおじちゃんも実はそうだと思うことしきり。しかし、今そんな女優はこの日本にはいません。そういう意味ではビジュアル化を（俺の頭の中でも）しにくかった。
　いよいよ忍法帖とも本格的におさらばのとき、なのだろうか。寂しいのう。

;LINK;DVD、ええ、欲しいねえ。

CS導入後一年。このチャンネルにひかれて「ファミリー劇場」解約。かみさんがとにかく喜んでみている。

;SHOP;気がつけば古本の蓄積なし。急いで近場の古本屋に行く。